中国にある世界遺産、客家土楼(はっかどろう)。
早い話が円形のアパートなんだけど、世界遺産にも
指定されてる通り、規模がまるで違う。
中世の円卓テーブルみたく身分とかに
差を設けないように円形の作り。多いところで
家族が住めるレベルの部屋数が50くらい。
周囲の土地や農地、風呂とか中の資産はほとんど
共有の資産。これだけデカい家なのに
入口は1コだけ。防衛拠点としても超優秀の要塞。
共産主義で一族との結びつきが強い
中国らしい作りの住居スタイル。
現代っぽく言えばシェアハウスか。
日本で言えば軍艦島も似たような感じ。
もっともこっちは一族とか家族とかの
集まりじゃなくて、石炭採掘するために色んな人が
入島して、結果としてコミューンが出来上がった
みたいな経緯のはずだからちょっと違うか。
今は観光名所になってるところはセイム。
全盛期は東京以上の人口密度があったとか。
日本最大級シェアハウス「ソーシャルレジデンス蒲田」のカマフェス
https://www.oakhouse.jp/house/tokyo
東京にある集合住宅だと、
京急の蒲田に260人が住んでる家がある。
アパートとかマンションじゃなくて
ホントに1つ屋根の下に260人。
日本で1番デカいシェアハウス。
もちろんこっちは土楼と違って
家賃さえ払えば入居できるんだけど
田舎ならまだしも、都会だと人間関係が
希薄になりやすいから、こういう繋がりがある
家に住むほうが、安心っちゃ安心。
未婚率とかもバンバン上がってるし、
個人個人で生きるのが難しい人も軒並み
増えてるし。ここまでの規模は珍しいけど
誰かと支え合うために小中規模で
共同生活できる家って今後増えていくと思う。